家庭教師派遣会社の選び方でお困りの方は以下を参考にしてください。
家庭教師を探す上での細かい注意点は家庭教師の特徴をご確認ください。

家庭教師紹介会社
の種類
誤解していませんか?
家庭教師の学生とプロの違い
登録講師数に
惑わされないで!
家庭教師における
無料体験の必要性
まとめ

家庭教師紹介会社の種類

01

学生を中心にプロ家庭教師も在籍している一般的な会社

学力・学習習慣の向上はもちろんのこと、私国立受験から資格試験まで幅広く対応している。

02

プロ家庭教師を中心に勧める会社

学力・学習習慣の向上はもちろんのこと、私国立受験から資格試験まで幅広く対応している。
指導力の高いプロに依頼するため、金額が割高になる。

03

教材屋(学生) 要注意

学力・学習習慣の向上はもちろんのこと、私国立受験から資格試験まで幅広く対応している。
ほとんどが教材を購入することになり、月額は大差ないが高額なローンを組むことになる。
教材の購入を拒否した場合は、表示価格より指導料が高くなる。
※教材屋について知りたい方は、家庭教師の選び方の「教材はほとんどの場合で必要ありません。」をご参照ください。

04

教材屋(プロ) 要注意

上記03の特徴の講師のみが変わる。
独自にプロ講師を育成し会社所属の講師のみ派遣している。
派遣されるのは会社所属のプロで、会社方針に則り育成されたプロが学習指導を行う。

Point

教材が必要ない場合は教材購入の有無をHPで確認する
(教材購入任意×表示価格が安い場合は教材屋さんです) 
お子様の必要学力に合わせて学生かプロか判断する
金額を教えてくれない会社の多くは割高になる傾向がある

誤解していませんか?家庭教師の学生とプロの違い

「学生って大丈夫なの?」
「プロってなに?」

学生とは大学生または大学院生の講師を指し、教育業界の家庭教師以外では大手個別指導塾などでアルバイトをしています。学生も人それぞれで、学生だから心配というのは誤解です。
プロ家庭教師とは、会社により判断基準は異なりますが、何年教育指導をしてきたか、どのような経歴を持っているか、または会社が独自に育成を行った者などを指します。

学生家庭教師のことを詳しく

学生家庭教師とは

実は学生のほうがプロより総合学力は高いことが多々あり、プロは一定の得意教科で学生より優れている反面、学生は大学受験もあり5教科に強い傾向があり、そこで学んだ記憶の鮮度も高いのが特徴です。
また学生の性格面は千差万別で、責任感の強い人や弱い人、または継続力の高い人や弱い人、任せる上で見るポイントは多いですが、その点はプロと同様です。
つまり学生だから悪いということはなく、人対人だからこそ相性が重要となります。
そのため家庭教師には「講師交代」という制度があります。

プロ家庭教師のことを詳しく

プロ家庭教師とは

多くは指導力が高く、指定教科の指導に関しては学生を上回ります。
そのため受験間近などでは活用されることも少なくありません。
当然経験が多いのも特徴で、突発的な問題に対しての対応力は経験則が成せる技とも言えますが、その指導料は当然に高くなります。
同時に経験則がある以上年齢が40~60前後と高くなる傾向が強く、業界全体で女性のプロ家庭教師はほぼ存在しないため、相性面に若干の不安が出るのも特徴です。
また、プロ家庭教師は複数の会社に登録しているため、会社によるラインナップの違いはあまりありません。
(高額の報酬を望むプロ家庭教師は高額な指導料の会社にしか登録をしません)

<要注意>
プロ家庭教師はあくまで家庭教師における学習指導のプロのため、心の病気や環境を改善するプロではありません。「経験があるプロを派遣するから大丈夫です」は、ほとんどが営業トークで、たまたま近所にそのようなプロが存在するかどうかは運次第となります。

Point

対価を惜しまずハイレベルな指導を目的とし、
進学校進学に向けて一気に学ぶ必要があるならプロ家庭教師
相性を重視しており、
女性や若い講師に来て欲しいなら学生講師
基礎学や学習習慣など、基盤を作りたいなら学生講師

登録講師数に惑わされないで!

家庭教師業界における登録講師数とは、創業から現在までに登録した講師数を指すことがあります。※1
講師の数は非常に重要なポイントではありますが、重要なのは「現在近所に何人の講師がいるのか」であり、多少の差はあっても人口の多い都市では大きな差は生まれません。
つまりどの会社でもお住まいの地域に限定してしまえば講師数は大差ないため、(そもそも講師がいないエリアを除き)講師数は判断基準に含まれません。

おおよその計算方法

※1:2024年時点の大学生は全国でおよそ約300万人。様々な大学が存在する上、多様化する時代、まして偏差値の差や興味や好みを含めて考えると、10人に1人も家庭教師の仕事を選択せず当該会社に登録をしません。現在動ける講師は講師数が多い会社でも、せいぜい全国規模で約300万人中の1%(3万人)前後でしょう。お住まいの地域の状況(大学が多いか少ないか、その偏差値)などを考慮すると講師の割合は更に減ります。

家庭教師の体験授業は
何をしてくれるの?

体験授業は一概に担当講師による授業を指すわけではありません。
体験授業は大きく分けて2つのパターンがあります。

01

営業担当による会社説明と今後の学習方針の決定、また勧誘及び指導開始までのサポート、場合により短時間お試し授業。
これら全てを含めて無料体験授業という。
授業というよりは説明の場という印象が残るかと思います。

02

「担当講師によるお試し授業」は言葉の通り、選考済みの講師を派遣し、この先生の授業でご納得頂けるならご契約をお願いしますという流れになります。

それぞれにメリットデメリットがあります

①営業担当の場合

メリット
1:システムの理解に誤解が発生しづらい
2:お子様の現状や性格を直接会って理解し、講師選考してもらえる
3:お子様の気持ちが整っていない場合、やる気を上げてくれる
4:すぐにでも始めたい場合は話が早い
デメリット
1:営業のプロが来ることが多く、言葉の真偽が分かりづらい
2:仕事として契約を取りに来るので話の展開が早い

②担当講師によるお試し授業の場合

メリット
1:実際の講師とお子様の相性が合うことを確認してスタートできる
2:授業風景を見た後で決定できるので安心感がある
デメリット
1:人気の先生は辞退することが多く、選考の対象者が少なくなる
2:電話などでの聞き取りのみを参考に選考するので相性が合わないことが多い
3:相性が合わないと子供のやる気が低下しフォローが大変
4:お試し授業を繰り返していると開始時期が遅くなる

家庭教師における無料体験の必要性

お客様目線で無料体験という言葉には強い安心感を抱きます。
ただし、無料体験には良い点と悪い点が混在しています

無料体験の良し悪しを詳しく

各ご家庭にとって、お子様の現状を正確に伝えるために「営業担当による体験授業」を受ける価値は非常に高いと言えます。
一方で「担当講師による体験授業」はお勧めしません。
詳しくは家庭教師の選び方の「【実際に担当する講師】による体験授業はお勧めしません」をご参照ください。
たくさんの講師がいる業界ですので、「お子様の相性が合えば始めたい」とお考えになるより、「お子様と相性が良い講師はいる前提」で、「お気に召した会社で合うまで探す」方がより良い環境を構築することができます。
この点を押さえておけば悩まれるポイントはグッと減ります。

Point

現状を伝えお子様のことを理解してもらう時間は重要
講師による無料体験授業はデメリットが多い
最重要なのはどんな指導方針またはシステムで指導してくれる会社なのか、気に入った会社で無料体験ではなく講師交代を利用すると良い
authenticity of the system

システムの真偽

家庭教師の業界にも優秀な営業マンは存在しており、様々な謳い文句がございます。
その場を切り抜けるための営業トークか真実かの見極めは重要です。
競合他社が真似できないことを行っている会社には、それがその会社にしかできない理由を持っています。
情報がインターネットという大きな舞台で出尽くしている現代において、人または予算を増やせばできることを大手企業はどんどん採用していくため、どのような分野の会社であっても大手企業にしかできないことの方が多い傾向はあります。
大手企業がやっていないことは必要がない、または実現不可能(営業トーク)なことが多いです。

会社の選び方

まとめ

学生講師かプロ講師かをハッキリ決める
進学校や資格試験を目指している場合はプロを視野に入れて下さい。
現在如何なる成績であっても、学力を上げたい、学習習慣をつけたい、
一般的な学校への進学などの目的であれば学生をオススメ致します。
毎月の予算を決めて会社を絞る
予算のラインを無理なく設定後、指導料のみを見ず、
必要なければ教材販売の選択肢がある会社を除く。
(金額表記がない会社はほとんどが月30,000円前後)
(週1回90分の毎月の料金相場は15,000円~40,000円前後)
営業担当の話を聞く場を設ける
お子様の現状をしっかり伝えましょう。
会社のシステム(金額や管理方法など)や
指導方針が気に入る会社を探す
講師の相性などは講師交代制度を使用する
気にいったシステムをもつ会社に申し込む

認定NPO法人だからできる低価格で公平な教育へ